原因がわかれば正しい対策ができる
原因がわかれば正しい対策ができる
自覚症状が全く無いまま、肝硬変、肝がんへと進行する肝臓の病気「脂肪肝」。
症状がないので、肝臓の状態はALTやγ-GTP、ASTといった検査数値で確認するしかありません。
肝機能の検査数値
ALT γ-GTP AST
正常な肝臓
ALT:16IU/L
これを超えると…
脂肪肝
ALTの値が16を超えている場合は、脂肪肝がすでに進行しています。
脂肪肝はお酒を飲まない人にも増えており、肝硬変や肝臓がんへ進行する可能性があります。
ALT:30IU/L を超えると…
脂肪肝炎
脂肪肝を放置していると、肝臓に炎症が発生。肝細胞が破壊され、機能が低下します。
肝硬変
肝細胞の破壊が続くと、肝臓が硬く・小さくなり、肝臓の機能が果たせなくなります。
肝がん
肝硬変の状態が長引くと、高い確率で肝細胞がんになります。
このように、肝臓の病気のほとんどは「脂肪肝」→「脂肪肝炎」→「肝硬変」→「肝がん(肝細胞がん)」の4段階で進行します。
肝がんは、脂肪肝や肝硬変により肝機能が低下していると手術に耐えられない場合が多く、手術を受けられる患者は3割ほどという厳しい現実もあります。
肝臓の状態を表す数値
健康診断の結果の中で、特に注意したいのが肝機能の状態を表すALT、AST、γ-GTPの3つです。
ALTとASTは肝細胞で作られる酵素です。
肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるので、値が高いほど肝細胞が傷んでいる証拠といえます。
基準値を超えていれば、脂肪肝、脂肪肝炎の状態にある可能性が高いといえます。
また、ASTは心筋や骨格筋、赤血球にも含まれていますが、ALTは主に肝臓の細胞に存在しています。
そのため、肝機能の数値の中でALTがもっとも肝臓の状態が正しく表れる値といえます。
健康な人ではASTの方がALTより高く、肝蔵に障害がある場合はALTの方が高くなります。
たんぱく質を分解する酵素で、肝臓、腎臓、膵臓の細胞に障害があると血液中に流れ出てきます。
γ-GTPはアルコールに敏感に反応するため、普段から飲酒が多い人では数値が上昇しやすいです。
ただ、健康な人なら一定期間禁酒すれば値は低下します。
また、最近では非アルコール性脂肪性肝炎でもγ-GTP値が上昇することがわかっています。
肝機能の血液検査数値は、肝臓の炎症により肝細胞が破壊されると血中に増える酵素の数で計測されます。
肝臓を炎症させてしまう原因は以下の3つです。
① | 肝炎ウイルス(A・B・C・D・E型) |
② | アルコール性肝障害 |
③ | 非アルコール性脂肪性肝疾患 |
①のA~E型のウイルス性肝炎は、治療薬の進歩で患者数が大きく減少しています。
②日本のアルコール性肝障害患者数は200~250万人で、横ばいで推移しています。
日本の成人のアルコール消費量は年々減少しているので、アルコール性の肝障害患者も減っていくでしょう。
③一方で患者数が増加しているのが、飲酒歴がない、または少量しかお酒を飲まない人の脂肪肝「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)」です。
検査を受けない人が大半なので推定値になりますが、日本では2,000万人がNAFLDといわれています。
酒飲まないのに脂肪肝=NAFLD
NAFLDの主な原因は、食べ過ぎや運動不足、加齢による基礎代謝量の低下などで、食事から摂ったカロリーを消費しきれずに肝臓に中性脂肪としてたまってしまうことです。
最近の研究では、肝臓への脂肪のたまりやすさ、脂肪肝になりやすさには個人差があり、遺伝的な要因があることもわかってきました。
NAFLDによる脂肪肝になると、過剰な栄養素を燃焼させるときに、活性酸素などの有害物質が過剰に生産される「酸化ストレス」という状態になり、肝臓が常に炎症している「非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)」という病態に進みます。
日本のNAFLD患者のうち15%、約300万人がNASH患者です。
NASHは進行が速く、患者のうち3~4割が肝硬変に進行し、最終的に肝不全や肝がんで亡くなる可能性が高まります。
参考:恩賜財団 済生会「“沈黙の臓器”、肝臓の声を聴こう!」
肝臓はタフな臓器であり、さらに痛覚がないので、NAFLD→NASH→肝硬変と進行し、肝がんになったとしても初期なら自覚症状が出ません。
自覚症状がないので、肝臓の状態は血液検査の数値で確認するしかないのです。
ALT、AST、γ-GTP、とくに肝臓の障害に反応するALTの数値を注視しましょう。
基準値は30以下とされていますが、理想値は16以下。
16を超えてしまうと、肝臓に脂肪が溜まり始めます。
数値の悪化が進み、ALT値が30を超えている人は、すでに肝細胞の破壊が進んでいます。
国立がん研究センターの発表によると、ALT値が30以上の人は肝がん発生の危険性が高く、29以下の人に比べると、30~69で6.5倍、70~99では60.5倍まで危険度が膨れ上がります。
出典:国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト
「多目的コホート研究:肝機能指標(血中ALT値)と肝がんとの関連について」
いま肝臓ケアを考えないと、取り返しがつかないことになる可能性があるのです。
エスジーエス(スルフォラファングルコシノレート)は、肝機能のALT値を下げる効果が臨床試験で認められた、植物由来の成分です。
エスジーエスはブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に含まれており、肝臓自らが持つ「抗酸化・抗炎症・解毒」といった防御機構を高めることで、ALT値やγ-GTP値を改善。肝機能を回復させます。
エスジーエスは、ブロッコリーやその新芽に多く含まれています。
ALT値を下げる効果を得るためには、毎日約ブロッコリー1株分の摂取が推奨されています。
毎日1株全部を1人で食べ切るのはなかなか大変ですが、ましてそれを続けるのは難しい。
そんな時は、エスジーエスのサプリメントなどで代用したり、工夫して摂取するとよいでしょう。
ここからは、エスジーエスの実際の効果を見ていきましょう。
エスジーエスで
高めのALT値が
平均12.1低下!
γ-GTP値も
平均11.1低下!
出典:Kikuchi M, et al. World J Gastroenterol. 21. 12457-12467 (2015)
肝機能が低下している男性52人を、エスジーエスを毎日摂る人と摂らない人のグループに分け、2ヶ月後に検査。
摂取したグループの「ALT」 や「γ-GTP」の平均値が改善しました。
エスジーエスで
基準値範囲内の人の
ALT値も改善!
中高年(45~64歳)男女を、エスジーエスを毎日摂る人と摂らない人のグループに分けて検査。
摂取したグループの「ALT」の平均値が改善しました。
出典:菊池ら、薬理と治療、46 (1) , 81-95 (2018)
脂肪肝に関する著書多数、TVなどのメディアでも出演している栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅医師によると、ALTは正常範囲の中でも16IU/Lを超えると脂肪肝が始まっているとされています。
ALT値は16IU/Lを下回るのが理想です。
エスジーエスは肝臓自らが持つ「抗酸化・抗炎症・解毒」といった防御機構を高めることで、ALT値やγ-GTP値を改善。肝機能を回復させます。
エスジーエスで
肝機能が改善!
常に戦い、悲鳴を上げている肝臓を‥
エスジーエスで
助けてあげよう!
ALT値低下
γ-GTPも低下