糖 尿 病 の原因と対策
原因がわかれば正しい対策ができる
原因がわかれば正しい対策ができる
血糖値・HbA1c 糖尿病の数値が なかなか下がらない…
いつまで続く? 糖尿生活
なかなか数値が改善せず、何かと我慢を強いられる糖尿生活。
でも原因を正しく知れば、正しい効果的な対策も分かってきます。これから紹介する原因と対策で、脱・糖尿生活を目指しましょう。
糖尿病の診断基準となる数値が悪化すると、さまざまな不調が現れ、合併症のリスクが高まります。
健康診断や通院などで特に注意したい数値は次の2つです。
①空腹時血糖値
血糖値は食事からの経過時間や、食事の内容により、1日のうちで何度も上下動を繰り返します。そのため調べ方を統一する必要があるのです。
10時間以上の絶食を条件とした空腹時血値糖は、いくつかある血糖値の中では一番安定した基準とされています。
正常値 | 80mg/dlから99mg/dl |
---|---|
糖尿病予備軍 | 100mg/dlから125mg/dl |
糖尿病の可能性が高い | 125mg/dl以上 |
出典:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター
※厚労省「特定健診・保健指導について」資料
②HbA1c
血流に乗って全身に酸素を運ぶヘモグロビンが、血液中の糖分と結びついたのがHbA1c。過去1~2ヶ月の血糖値の平均が分かり、糖尿病の進行・改善具合を測る最も重要な指標の数値です。
糖分とくっついたヘモグロビンが血液中に含まれている量をパーセント(%)で表します。
正常値 | 5.9%以下 |
---|---|
糖尿病予備軍 | 6.0%から6.4% |
糖尿病の可能性が高い | 6.5%以上 |
出典:厚生労働省「国民健康栄養調査」
7.0%未満が最初の目標
通院などで治療中の方は、まずは投薬などを取り入れながら、7.0%未満を目指します。7.0%を超える状態が長く続くと重篤な合併症を引き起こすリスクが高まり、治療もインスリン注射の検討が必要です。
理想は5.9%以下の脱・糖尿生活
さらに理想を言うなら、糖尿病とは判断されない5.9%以下を目指したいもの。ここまでくれば徐々にお薬を減らすことも検討でき、脱糖尿への足掛かりになります。
①食べた糖分を腸で吸収
食事で摂取した糖分は、小腸で吸収されます。この時、腸内に食物繊維があれば適度に糖分を包み込み吸収を抑制します。
しかし食物繊維が少ないと糖分は制限なく吸収され、血糖値が急激に上がります。
食事の際に「先に野菜を食べよう」と言われるのは、これが理由です。
②インスリンの量と機能が低下
腸で吸収された糖分は血液に運ばれ、血糖値が上昇します。通常は、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、糖分を筋肉で燃焼させエネルギーに変えます。
糖尿病とはインスリンの分泌量が減り、また働きも低下した状態のことなので、糖分が消費されず、血液中に充満してしまうのです。
まとめ
腸での糖分の吸収を抑える
インスリンの量と働きを復活させる
この2つを達成すれば血糖値が下がり、
HbA1cの低下も期待が持てる
血糖値、HbA1cを改善
注目食材「トピファイバー」※
※ドイツ産菊芋のエキス末「トピファイバーGP」
糖尿病を改善する健康食材として、近年のテレビや雑誌で「菊芋(きくいも)」が話題となりました。水溶性食物繊維「イヌリン」を豊富に含み、血糖値の上昇を抑えることが明らかとなったからです。
ところが、同じ菊芋でもドイツ産の特別な品種から抽出される「トピファイバー」というエキスが、さらに特別な効果を持つことが判明しました。これからその具体的な作用と、驚くべき改善結果をみていきましょう。
トピファイバーの働き①
糖分を包んで腸での吸収を防ぐ
トピファイバーに豊富に含まれるイヌリンが腸内で糖分を包み込みます。その結果、吸収される糖分の量が少なくなり、血糖値の上昇を防ぎます。
イヌリン含有率は国産生菊芋の15~20%、国産乾燥菊芋の35~50%に対し、トピファイバーは68%と圧倒的な高さを誇ります。
トピファイバーの働き②
インスリンの量と機能を復活
トピファイバーは天然のインスリンともいうべき作用を持ち、すい臓を回復させてインスリンの量や活性を高めます。
つまり糖の吸収を防ぐだけではなく、すでに吸収された血液中の糖を消費してくれるのです。
①糖の吸収を防ぐ
②糖の消費を促す
この2つの働きで日々の血糖値が抑えられるので、必然的にHbA1cも低下します。
それでは実際にトピファイバーを飲んだ人の血糖値、HbA1cはどう変化したでしょうか。
トピファイバーのサプリメントを飲むだけで、糖尿病患者のHbA1cが正常域まで回復したという驚きの試験結果を紹介します。
試験を実施したのは大阪大学発のバイオベンチャー(株)エバンス。その代表で医師・医学博士でもある近藤礎さんにうかがいました。
近藤礎(こんどうもとい)
近藤医師
「試験で使ったのはトピファイバーを乾燥粉末にしたサプリメントです。HbA1cが6.5%以上の糖尿病患者に参加してもらいました。トピファイバーを飲むグループと、見た目は全く同じプラセボ(偽薬)を飲むグループに分け、結果を比較しました。」
トピファイバーを飲んだ11人は...
3カ月で全員のHbA1cが低下。平均では正常値といわれる6%未満となりました。
11人中8人はHbA1cが正常値に
残り3人も正常値近くまで改善
トピファイバーではなく、
プラセボ(偽薬)を飲んだ11人は...
3カ月飲み続けてもHbA1cの数値に変化は見られませんでした。
■近藤医師への質問と解説
質問「試験結果をどう評価しますか?」
偶然である可能性がほぼない、実証度の高い試験結果です。
近藤医師
「この試験ではトピファイバーを飲んだグループだけ数値が改善し、プラセボを飲んだグループは全くと言っていいほど改善しませんでした。統計学的にこうした結果が偶然起こる確率は1万分の1、つまり0.01%しかありません。トピファイバーはほぼ確実に、HbA1cを低下させる効果があると言えるでしょう。」
質問「試験は公平に行われたのでしょうか?」
意図的に良い結果を
出すことができない、
公正な試験方法で実施しました。
近藤医師
「誰がトピファイバーを飲み、誰がプラセボを飲むかはコンピューターでランダムに決めました。これはランダム化比較試験と呼ばれ、人の作為が入り込まない医学的に正当な試験とされています。また飲む患者も、試薬を処方する医師も、それがトピファイバーなのかプラセボなのかわからない状態で実施しました。これは二重盲検と呼び、心理的にバイアスがかからない、やはり医学的に正しい試験とされています。」
空腹時血糖値も正常値まで低下
近藤医師
「糖尿病ではHbA1cが一番大事な指標ですが、健康診断で測定する空腹時血糖値も見逃すわけにはいきません。この試験では空腹時血糖値が大幅に低下しました。」
科学的に正しい手順で行った臨床試験で、トピファイバーだけに見られる効果が確認できました。
近藤医師
「トピファイバーはドイツ産の限られた産地で、厳格な基準を満たした有機認定の原料を粉末化したものです。有効成分イヌリン含有量が圧倒的に多いという特徴があります。トピファイバーが糖を包み込み、吸収を防いでくれるのは、このイヌリン含有量に由来します。」
近藤医師
「健康番組や雑誌で取り上げられることで、菊芋が糖尿病対策に有効なことは知られるようになりました。しかし私の臨床試験は
あくまでトピファイバーでの結果です。原材料の品質の高さもさることながら、有効成分の多い皮ごと加工する製法も寄与しているかもしれません。」
近藤医師
「菊芋やイヌリンにおける研究の中で、HbA1cを低下させる例は非常にまれです。
しかも糖尿病の合併症のリスクが生じる7.0%以上から、正常値の6.0%未満に下げる効果はほかに例をみません。
菊芋の成分の中でもここまで高い有効性の結果が出たものは、私の知る限りトピファイバーだけです。」
HbA1cを正常値まで改善することにはとても大きな意味があります。しかし大前提として、まずは悪化を防ぐことが大切です。
HbA1cが7.0%を超えていて、対策をとらずにいると、合併症を発症するリスクが確実に高まります。
3大合併症と呼ばれる生活に重大な支障をきたす症状に加え、命の危険につながることもありえるからです。
3大合併症①:糖尿病神経障害
末端まで血液が届かなくなり、神経細胞に異常が出る。初期症状として手足のしびれを感じ、男性の場合は勃起障害も。悪化すると足が腐り、年間2万本の脚が切断されている。
3大合併症②:糖尿病網膜症
日本人の失明原因の第2位。年間約3,000人の糖尿病患者が視力を失っています。
血糖値が高い状態が続くと、目の毛細血管が破れて酸素や栄養が届かなくなるのが原因です。
3大合併症③:糖尿病腎症
腎臓は血液中の老廃物をろ過する大事な臓器です。しかし血糖値が高い状態が長く続くと機能しなくなります。
腎臓の代わりに人工的に血液をろ過するのが人工透析です。透析は週に3回、各4時間と大きな負担がかかります。腎臓を移植しない限り、透析は一生続けなければなりません。
さらに
3大合併症は影響が出やすい細い血管で起こる症状ですが、やがて全身をめぐる太い血管でも影響が出ると動脈硬化が進みます。
その結果心筋梗塞、脳梗塞といった死に直結する症状を起こすリスクが高まります。
心筋梗塞
心筋梗塞になった人の約3分の1に糖尿病がみられ、糖尿病の人はそうでない人に比べて心筋梗塞になるリスクが3倍ほど高まります。
心臓を動かす心筋に血液が届かなくなり、激しい胸の痛みに襲われ、意識障害に陥り、場合によっては死に至ります。
脳梗塞
脳梗塞になった人の約半数に糖尿病が見られ、糖尿病の人はそうでない人に比べて脳梗塞になるリスクが2~4倍ほど高まります。
血糖値の高い血液が脳の血管を塞ぎ、ダメージを与えます。死に至らなくても運動機能や言語機能などに障害が残りやすい、非常に厄介な症状です。
合併症のリスクは
トピファイバーで防ぐ
合併症を予防する基準はHbA1c7.0%未満とされています。まずはここを目指して、食事や運動など生活習慣を見直しましょう。食物繊維を多く含み、インスリンの働きを助けるトピファイバーは、血糖コントロールの心強い味方となるでしょう。
先に紹介した臨床試験の通り、トピファイバーの摂取は平均でHbA1cを正常域である5.9%まで下げました。
これは合併症の予防だけでなく、つらい糖尿生活からの脱出にも期待できる結果です。
トピファイバーのまとめ
トピファイバーで
脱・糖尿生活へ
科学的に正しい手順で行った臨床試験で、トピファイバーの効果は統計的に実証されました。