精神疲労

インターネットの普及で情報が氾濫し、脳の情報処理機能にはこれまでにない負担がかかっています。

また、メールやSNS により、いつでも仕事に追われ、脳は休む時間がありません。NHKの TV 番組「クローズアップ現代」でも「オーバーフロー脳」「スマホによる脳過労」が取りあげられました。

神経疲労

上司や部下、同僚などとの人間関係や、仕事が捗らないストレス。
強いストレスや長期にわたるストレスは、脳の神経細胞を破壊します。

精神的な疲労と神経の疲労は、どちらも脳に大きな負担をかけているのです。

脳疲労を回復する「熟成ホップ」

毎日が多忙でストレスフル。そんなあなたの脳疲労を取り除くことができると期待されているのが 、ホップを特殊な技術で加熱熟成して作られた「熟成ホップ」です。

ホップは、北半球の各地で古くから有用なハーブとして生活に取り入れられてきました。

ホップといえば「ビールの原料」というイメージが強いので混同しがちですが、ビールに使われるのは新鮮なホップ。熟成ホップの成分は新鮮なホップには含まれておらず、ビールを飲んでもほとんど摂取することはできません。

注)ビールに熟成ホップは入っていません。

「熟成ホップ」は、国内の大手飲料メーカーが東京大学や順天堂大学医学部などと共同して10年以上にわたり研究を続け、「脳」に働きかけるさまざまな健康効果が明らかになった成分です。

熟成ホップが脳機能を活性化

腸と脳は迷走神経を通して常に情報交換しています。
熟成ホップを摂取すると、腸に入った熟成ホップの成分が迷走神経を刺激して、脳内物質ノルアドレナリンの量を増加させます。
ノルアドレナリンが増加すると、脳を使った作業時の疲労感が少なくなる、記憶力が向上する、集中力が向上するなど脳の機能が活性化します。

熟成ホップの効果試験

ここからは、熟成ホップの効果を、実際に行われた試験で見ていきましょう。

臨床試験で確認された
熟成ホップの効果

試験1

試験方法：45～64歳の健常な中高年男女60名を、熟成ホップを含む食品を食べるグループと、熟成ホップを含まない食品を食べるグループに分け、12週間後にテストを行いました。

試験結果①

思考時の疲労感が低減

思考や集中など脳を使う作業を行った後の疲労感を比較すると、熟成ホップを摂取したグループの疲労感が少ないことが確認されました。

熟成ホップを摂ると…

試験結果②

記憶力が改善

熟成ホップを摂ると脳内の神経伝達物質が増加し、思い出す力が高まります。

熟成ホップを摂ると…

試験結果③

集中力が向上

熟成ホップを摂った後の脳内では、神経伝達物質であるノルアドレナリンが増加し、集中力を高めるのに役立つことが分かりました。

熟成ホップを摂ると…

出典 :
1) Sci Rep. 2018 Oct 18;8(1):15372.
2) J Agric Food Chem. 2020 Jan 8;68(1):206-212

試験2

試験方法：45歳～69歳の健常な100名を、熟成ホップを含むサプリメントを摂取するグループと、含まないサプリメントを摂取するグループにランダムに割り付け、12週間後に神経心理テスト試験で評価しました。

試験結果④

ストレス状態を改善

熟成ホップを摂取した場合としていない場合でストレス指標のβエンドルフィン濃度を比較すると、摂取した場合の方が低値を示し、ストレス状態の改善が確認されました。

熟成ホップを摂ると…

出典 : J Alzheimers Dis. 2020;76(1):387-398. doi: 10.3233/JAD-200229.